※掲載写真はあくまでも一例です。在庫から当店で最良の物を選ばせて頂きます。木目や径にご希望がございましたら注文時にお知らせくださいませ。
【茶筒(大) 桑・桜・槐 共通サイズ】
全高 約15㎝
外径 約7cm
容量 約120g
【茶筒(中) 桑・桜・槐 共通サイズ】
全高 約13㎝
直径 約7cm
容量 約100g
【茶筒(小) 桑・桜・槐 共通サイズ】
全高 約11㎝
外径 約6.5cm
容量 約60g
桜の木は私達にも身近で日本を象徴する樹木です。近年では外国でもそのままSAKURAと表記されることもあるそうです。桜は花だけでなく、木材としても定評があり昔から伝統工芸品や家具、楽器などに加工され親しまれてきました。緻密できめ細やか、滑らかな木肌は艶も出やすく、段々と赤みをおびた色に変化していきます。桜の花を思わせる優しさを感じます。
そのひと時を楽しむために淹れるお茶。
そんな時間をより豊かにしてくれる木のあたたかさを感じる茶筒です。
漆を塗らない木地仕上げは、触れるたびに木の優しい感触やそれぞれの木が持つ美しさを感じる事ができます。
時を重ねるごとに色艶に深みがでてきますのでより味わい深く、愛着のある日々の道具に育てていく楽しみがあります。
本体と内蓋・外蓋の二重蓋は職人の手挽きによる高度な技術と精度で挽かれています。密閉性がありながら、余計な力が要らずに蓋が吸い付くような感覚はとても気持ちよく、日々使いたくなる楽しみのひとつです。 木地仕上げのため、調湿性にも優れています。茶葉はもちろん、コーヒー豆や紅茶葉の保存にもおすすめです。
当店の茶筒は上蓋の丸みも品が良く、木目もとても綺麗な部分です。使うたび愛でて頂きたいポイントです。内蓋のなめらかなカーブやつまみ部分も美しく、木地師の拘りが詰まった茶筒に仕上がりました。
当店の茶筒には大・中・小と大きさの目安はありますが、型などはなく全て手仕事ですので原木の大きさから仕上がる茶筒の高さや径などのサイズ感も様々です。
当店の茶筒は布で巻き、1点づつ紙箱に入れてお届け致します。 (箱や布の色は異なる場合がありますのでご了承ください。)
御祝のギフト、大切な方への贈り物にもおすすめです。
今までの感謝の気持ちと、より多くのお客様に手に取って頂きたいという思いから、製造元ならではの特別価格として茶筒の価格を2024年3月より改定いたしました。
[ろくろ製品について]
当店は三代続く木地師の店です。
原木選びから木取り、乾燥、仕上げ挽き、磨き、刃物の手入れまで全ての工程を一人の木地師がとことん木と向き合い、真心こめて完成した一点物です。
塗装はかけず、木地を磨いて艶を出して仕上げています。自然の木目や色合いを最大限に生かすという木地師の使命にこだわりを持っています。この木地仕上げゆえに季節や気候等、お使いになる環境次第でわずかに伸び縮みすることがあり、蓋具合に影響する場合もありますのでご了承下さい。
撮影状況、お客様の端末画面により実物と色調が異なる場合がありますのでご了承ください。
[お手入れについて]
- 時折、柔らかい布でふいて下さい。納品時に巻いてお届けする布でも構いません。使用する度に手で全体を撫でて頂くだけでも艶がでてきます。
- 水がつきましたらすぐにふき取ってください。(拭き漆加工製品は除く)
- 直射日光が当たる場所、高温多湿の場所には置かないでください。
[職人紹介]
木地師 西脇佳三 Yoshizou Nishiwaki
(日本木地師学会会員・長野県木工工芸指導員)
当店の製品は先代の原木探しから始まりました。
長野県を始め隣県の山主と木を探し、職人自ら伐採してきました。トラック数台分の銘木を用意する年も多くありましたが年々樹齢のある大きな樹木も少なくなりました。市場で購入してもかなり高価になってしまいますので、先代から残してもらった原木を大切に製品化しています。
そんな貴重な木に感謝すると共に木の持つ美しさを最大限に引き出そうという使命感が私にはあります。
木地工芸は一見素朴で地味ですが、木が何十年何百年生きたという証を伝える事の出来る仕事だと思っています。原木を何十年と丁寧に寝かすことで木に四季を覚えさせ、製品化のタイミングを自分の手で見極めます。長年木を扱うものだけが知る、木の声が聞こえるのでしょう。