※桜の木は他桜製品に比べ木目の乱れや黒っぽい筋や木目あり。
※槐の木の香合・宝珠形はほとんど心材を使用して製作しています。加工の難易度があがる心材部分を職人の手仕事で仕上げています。
※掲載写真はあくまでも一例です。在庫から当店で最良の物を選ばせて頂きます。木目や径にご希望がございましたら注文時にお知らせくださいませ。
サイズ
小:直径 約6cm~6.5cm 高さ 約5.5cm~6cm
大:直径 約8.5cm 高さ 約6.5cm前
香合はお香を入れておくための蓋がついた入れ物です。茶道具または仏具の一種で香蓋、合子とも呼ばれます。 手のひらサイズの小ぶりな香合は、あたたかみのある木目や美しい艶が目を引きます。インテリアとして置いておくのもおすすめです。
当店の香合には三種類の形があります。縁起の良い宝珠形、優しい丸みを帯びた陣笠形、平たくすっきりとした蛤形。お好みの形からお選びください
御祝のギフト、大切な方への贈り物にもおすすめです。
[ろくろ製品について]
当店では漆などをかけず、木を磨きあげて仕上げる技法にこだわりを持っています。これを木地仕上げと言い、木目の美しさや木肌の感触や温もりを存分に味わって頂けます。この木地仕上げゆえに季節や気候等、お使いになる環境次第でわずかに伸び縮みすることがあり、蓋具合に影響する場合もありますのでご了承下さい。撮影状況、またお客様の端末画面により色調が異なる場合がありますのでご了承ください。
[お手入れについて]
- 時折、柔らかい布でふいてあげて下さい。布でなくても、使用する度に手で全体を撫でて頂くだけでも構いません。
- 水がつきましたらすぐにふき取ってください。(拭き漆加工製品は除く)
- 直射日光が当たる場所、高温多湿の場所には置かないでください。
[職人紹介]
木地師 西脇佳三 Yoshizou Nishiwaki
(日本木地師学会会員・長野県木工工芸指導員)
当店の製品は先代の原木探しから始まりました。
長野県を始め隣県の山主と木を探し、職人自ら伐採してきました。トラック数台分の銘木を用意する年も多くありましたが年々樹齢のある大きな樹木も少なくなりました。市場で購入してもかなり高価になってしまいますので、先代から残してもらった原木を大切に製品化しています。
そんな貴重な木に感謝すると共に木の持つ美しさを最大限に引き出そうという使命感が私にはあります。
木地工芸は一見素朴で地味ですが、木が何十年何百年生きたという証を伝える事の出来る仕事だと思っています。原木を何十年と丁寧に寝かすことで木に四季を覚えさせ、製品化のタイミングを自分の手で見極めます。長年木を扱うものだけが知る、木の声が聞こえるのでしょう。